ボリビアからチリへ 魔の国境越え
ウユニ塩湖を存分に楽しんだawa夫婦です。
当初はラパスに戻ってデスロードツアーというのに参加したかったんですが…
みんなにも話聞いたり、色々調べて見た結果…
そうだ!チリへ行こう!
ということでチリの国境近くの町・カラマへ向かうことに。
ウユニ村にバスターミナルはありませんが、各バス会社が1つの通りにズラッと並んでいるので、その中からカラマへ行く会社を探します。
カラマ行きを取り扱ってるのは我々調べでは全部で4社。(2018年1月現在。「カラマ行きやってる?」って聞いて回って現調。タカユキくんは手当たり次第、留守番の犬にも話しかけてたからおそらく間違いないはず)
値段はそんなに変わらない。出発時間も早朝発でまぁそんなに変わらない。
ただトイレの有無…
それが問題だ。
何せ我々は、例に漏れずウユニで大腸菌にやられているのです。(出会った日本人はみんなボリビアでお腹下してる)
汚くてもトイレが付いてるという安心感が大事。
しかしここで、ボリビア⇄チリの陸路国境越えは結構大変だという情報が…
ボリビア側の国境で意味もなく数時間待たされるとか、チリ側の国境職員のシエスタにぶつかると夕方まで意味もなく待たされるとか、途中バス乗り換えで砂漠の真ん中で数時間待たされるとか…
恐怖!
しかし行くしかない…
しかもダカール直後ということで、バスの席が結構埋まってる…
とにかく「バスにトイレ付いてる!?本当!?絶対!?」と鬼の形相でトイレの有無を最最優先に確認。
トイレあると言うので、
cruz del norteというバス会社に決定。
出発時刻:AM5:00
料金:130ボリ(約2000円)/1人
トイレ無しは翌日空いてたけど、ここは2日後の便しか取れませんでした……
でもスケジュールよりトイレが大事!オッケー!
という事で無駄にウユニ村に1週間ほど滞在し、バスでチリに向けて出発!
まさかのクスコのカサデルインカで会って、ウユニでも再会してたケイスケくんと同じバス!
しかもけんちゃんも同じ日の別会社のバスに乗ってるとか。
仲間がいると心強い。
しばらく走って、バスを降ろされ、ボリビアのイミグレ。
掘っ建て小屋やないかい!
え、これマジで国のちゃんとしたやつ?
結果的には、ちゃんとしてるかどうかはさて置き、一応イミグレでした。
適当にケイスケ君とおしゃべりしながら列に並んで列の先に居たけんちゃんにちょっかい出したりして、掘っ建て小屋に入ってスタンプ押してもらうだけ!
人によるらしいですが、出国税として15ボリ取られるので要注意。
ドルでも支払い可能ですが、ボリを少しだけ残しとくと便利です。
と言うことで、ボリビア出国は楽勝。あんまり待たされることもありませんでした。
またしばらく走ると今度はチリのイミグレ。
今度はちゃんとした建物で、ちゃんと入国審査。
ペルーボリビアと比べてなんだかヨーロピアンなお顔立ちのお兄さんに、どこ行くのー?とか適当な事を聞かれ、山。とか適当に答える。
質疑応答を終えて外に出ると…
バスから荷物全部降ろされてるぅ!
麻薬探知犬がぐるぐるしてるぅ!
めっちゃソワソワするぅ!
生物とか食品は持ち込めないとの事で、ツナマヨ持ってたケイスケくんドキドキ(笑)
しばらく待って、麻薬探知犬の調査をパス。
続いて荷物を全部持ってX線検査と、入国審査官による荷物チェック。
ここでタカユキくんだけバックパックの荷物全部出されてる。
なにせ
入国審査官「drug持ってる?」
タカユキ「うん持ってるよ」
という会話を繰り広げてたから。
medicineとdrugの違いがわからなかったらしい(笑)
必死に説明して理解を得てました。
そんなこんなありましたが、なんとか荷物チェックをクリア。
この時点で1時間以上経過。
やっと終わった!
と思ってふとバスの方を見ると…
車両用X線
バス丸ごとX線検査されてました。
どんだけ!
どんだけ疑うの!
なんとか苦難の連続を乗り越えて再度バスに乗車。
しかしまだ終わらない。
カラマに着くまでに、何度もバスが停車させられ、軍人さんが乗ってきては車内と荷物のチェック。
こんな感じでなんとかかんとかカラマに到着。
前情報ほど、待ちぼうけはなかったけど、乗ったり降りたりで結構疲れました。
何でこんなに大変かっていうと
チリがボリビアの事嫌いだから。
以上。
途中バス乗り換えで待たされるって噂は、ボリビア籍のバスがチリに入ると入国審査等が鬼面倒くさいから。
ボリビア籍のバスはボリビア国境まで、チリ側はチリ籍のバスで国境から先へ。
という感じで国境を超えないようにしているパターンがあるかららしい。
この2台がタイミングよく待ち合わせ出来ないと、砂漠の真ん中で待ちぼうけになる事があるという話でした。
面倒くせーな!
仲良くしろよ!