世界の果て ウシュアイア
※リアルタイムと4ヶ月もズレてしまいましたが、2/2の記事です。
フィッツロイトレッキングをこれでもかというくらい満喫した我々。
当初の予定では、このままパタゴニアを抜けてアルゼンチンのブエノスアイレスへ。
しかし唯一行っていない「世界最南端」
なんとなく諦めがつかない…
ただ単に"世界最南端に行ったことがある"という事実が欲しい…
そんなモヤっとした気持ちのままブエノスアイレス行きの飛行機を検索していたところ
なんと、ありました。
ウシュアイア20時間トランジットのブエノスアイレス行き
なにその超遠回り!
でも、値段も安いし、我々の要望に完全にマッチ!
さすが旅人の味方スカイスキャナー!
けんちゃんもノってくれたので、3人でウシュアイア経由でブエノスへ行く事に。
ということでやってきました。
世界の果て
end of the World
fin del mundo
日本まで17,127キロ
地球一周が約40,000キロ
ほぼ地球の真裏!
そして南極まで1,000キロ!
南極クルーズツアーが出てる街。
南極に一番近い街。
とくになにがあるという訳じゃない田舎の港町。
でも大切なのは世界最南端に来たという事実。
(ちゃんと時間をとって訪れれば、ビーグル水道のペンギンツアーとか、世界の果て号とかいうカッコいい名前の電車とか見所はあります)
港にある観光案内所でもらえる世界最南端訪問証明書もキッチリもらいました。
そしてウシュアイアといえば…
カニとヤーガン族が有名
カニはさておき、ヤーガン族とは…
マゼランが発見したパタゴニアに19世紀まで存在していた裸の民族(別名: ヤマナ族)
南米最南端、フエゴ島の南の島々からホーン岬までのこの地域は、風速60m/sを超える極限・極寒にもかかわらず (40m/sを超えると人間が空を飛ぶそうです) 彼らは基本的に裸で生活。
「寒いから服を着る」ではなく「寒いから服を着ない」という選択を取り、動物の油で作ったグリースを全身に塗ることで寒さをしのいでいた。
(なせに裸で焚き火にあたった方が早くあったかくなるから!らしい)
その後ヨーロッパ人によって「服を着ること」を教えられたが、洗濯という発想がなかった彼らは衣服に付着した細菌やウィルスによる疫病で絶滅してしまった。
つまり「服を着た事で滅んだ民族」である。
(本当は疫病だけじゃなく、スペイン人入植者による虐殺で数が減ったんだとか)
そう、これ裸。
裸に模様書いてるんです。
なにそれ超興味深い!
ウルトラマンかよ!ダダかよ!
ていうかタカユキくん超興奮してる。こういうの好きね。
お土産屋さんにもヤーガン族。
タカユキくんはこの置物買うかまじで悩んでました。
他にも街のいたるところにヤーガン族。
ウシュアイアには、「世界の果て博物館」というなんとも魅力的な名前の博物館があり、ヤーガン族の歴史を知れるとの事。
期待に胸膨らまし、早速行ってみました!
うーん、しょぼめ!!
所要時間10分くらい。
写真とちょっとした展示物がある…だけ。
我々が期待しすぎてただけかもしれませんが。
受付のお兄さんが日本語で「幸せな人々」って書かれたTシャツを着てて、みんなで意味を教えたりして楽しかった事は楽しかった!
入場料は無料で、各種クルーズの出てる桟橋のすぐ近くなので、お時間あれば行ってみても良いと思います。
そ、し、て、
もう1つの名物
カニ🦀
日本と同じで、まるごと茹でて食べるのが有名との事。
街の売りだけあって、たくさんの専門店がありました。
その中で、日本人の方が何人かブログ等でおススメしてたTIA ELVIRAというお店へ。
オシャンティな店内。
奮発しました!
3人で6000円くらい。
それぞれ一品ずつと、カニを注文!
あれ、カニ来てなくない?
え、頼んだよね?
あれ?
これでした。
何を間違ったかカニのオーブン焼きみたいなのが来ちゃったw
茹でガニとか焼きガニとか、そういうのイメージして頼んだんだけどな…
まぁいっか!めちゃくちゃ美味しいから!
本当に美味しかったです。
カニも他の海鮮も全部美味しくて大満足。
最後に、世界最南端の郵便局から日本の実家へポストカードを送ろう!
と思ってポストカード買ったのに切手を買い忘れて出せませんでした。
詰めが甘い!
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フィッツロイ 〜終わらないトレッキング〜
※リアルタイムと4ヶ月もズレてしまいましたが、2/1の記事です。
さてさて、エルチャルテン にて一夜を過ごした我々。
ついにフィッツロイ山を拝みに行きます‼︎
フィッツロイといえば…
朝日に照らされて赤く見える光景が有名。らしい。
その名も
燃えるフィッツロイ
なにそれ超かっけーじゃん!
見に行こ!
という事でAM4:00登山口集合。
awa夫婦とけんちゃん、チエコさんと、今日のバスでエルカラファテへ戻るアサコさんと5人でチャレンジ。
(スーちゃんは前日着いて速攻トレッキングして、その日のうちに帰ったそう。タフ!)
トレッキングコースには展望ポイントが何箇所かあります。
歩いて1.5時間ほどのところにある
4時間ほど歩くと最終ポイント、フィッツロイの真下にある
ロストレス湖
この日はとりあえずミラドールから燃えるフィッツロイを見て、行けそうならロストレス湖まで行ってみよう!って事に。
そしてついにトレッキング開始!
と、一歩目からすでに結構ハードな上り坂やないかーい!
その後も結構普通に山登りやないかーい!
道がフラットっつった奴出てこい!
ぶっ飛ばすぞ!
えぇ、思った通り裏切られました。
お兄さんにフラットという言葉の意味を2時間くらいかけて教えてあげたい。
間、確かにフラットな道はありました。ずっと登りな訳じゃない。それは分かるよ。分かるけど…
フラットではねぇよ!!
とにかく足が遅いし山登りが大嫌い過ぎるカナエは、もちろん皆からだいぶ遅れて完全に足手まとい。本当に申し訳ない。お兄さん許さない。
日が昇る前なので、あたりは真っ暗。
皆のヘッドライトだけが頼り。
なんとなく地図アプリと看板で場所を確認して居たはずだけど…
何故だかミラドールに辿り付けない!
行ったり来たり…
ウロウロ…
途中拓けた場所があったので、そこを
"我々のミラドール"として認定してみたり。
そうこうしてるうちに日が昇ってしまった!
明るくなってからぐるぐるとあたりを見回って見たら…
通り過ぎてましたミラドール…
迷って右に進んだとこ左側行ったらすぐミラドールだった!
日は昇ってしまったけど、改めて正式なミラドールからフィッツロイを拝もう!
あれ?なんか知ってるのと違くない?
こんな低いっけ?
あれ、もしかして見えてない?
そうなんです。この日は雲が多くフィッツロイが隠れてしまっていたのです。
ミラドールを見つけていたとしても、燃えるフィッツロイは見られず。
このまま進んでも雲が晴れるかどうか分からないって事でこの日はここで退散。きた道を戻りました。
下ってみたけど、やっぱりフラットではねぇよ!
という事で、チャレンジ1日目失敗。
チャレンジ2日目
この日は、とにかくフィッツロイ様を拝みたいということで確率の高い昼間にチャレンジ!
昨日と違って明るいので、歩きやすいしミラドールも楽々発見!
(相変わらずカナエは足手まといですが…)
今日は、果たしてフィッツロイ様をみられるのでしょうか…
おぉー!見えた!
タカユキくんもご満悦
今日は行けそうだって事で、そのままロストレス湖までチャレンジする事に!
絶景ー!
水も綺麗で、そのまま飲める!
しかしいつでも最後尾。笑
(写真見る限りフラットな道じゃんっていうツッコミはなしです。何故ならフラットで余裕のある時しか写真撮ってないから!)
そして噂に聞いてた最後の一キロまでやっとたどり着きました。
"ここから先は自己責任で"
みたいな注意看板が出てるし…
そして雲行きがめっちゃ怪しくなってきた…
ここで先に行くか、引き返すか会議第一弾。
男性陣は先に進む!との事。
チエコさんは雨も降りそうだし、戻ろうかな…と悩んでたけど、何故かカナエがせっかくだし上まで行ってみよう!と強気。
とりあえず皆で進んで見ることに。
しかし途中まで泣きながら(カナエだけ)登っていたら、先を行っていたけんちゃんとチエコさんが戻ってきました。
「雨も降ってきちゃったし、めちゃくちゃ風も強い。この先進むのは危なそうだし、そもそもフィッツロイはもう見えないかも」とのこと。
ここで会議第二弾。
一応山慣れしてるタカユキくんからも、ここは引き返した方がいいかもとの意見が。
という事で、チャレンジ2日目もロストレス湖手前で断念!
一番近くで見れてこれくらいでした。
チャレンジ3日目
まさかの三連続チャレンジ。爆笑
こんなに毎日山登りする事になるとは。
awa夫婦とけんちゃんは予定がフレキシブルなので果てしなく登り続ける。
チエコさんは次の予定が決まってるのでこの日の朝のバスで出発するとの事で昨晩お別れ。
という事で、3人で燃えるフィッツロイリベンジ!
先日と同じくAM4:00から登り始め…
今日は星空も綺麗だし、晴れてるっぽい!
もう通い慣れたミラドールへ。
おぉ!フィッツロイ様!
すでに美しいですが。
これが…
こうなって
こうじゃ
念願の燃えるフィッツロイ。
真っ赤って感じではなかったけど、朝日に照らされてほんとに綺麗でした!
上には金の雲も見えるし、素晴らしい景色。
3日連続同じ道をトレッキングしまくった結果、色んな表情のフィッツロイが見られました。
本当に美しい山。
この山は、かつて原住民に街の名前でもある「チャルテン」と呼ばれていたそうで、意味は「雲を吐く山」
まさに雲と共にある山でした。
トレッキング嫌いのカナエですが、こんなに毎日登って、こんなに素晴らしい景色が見られたら嫌いなものも好きに
なんないわ!
嫌いなものは嫌い。
しんどいものはしんどい。
でも一回くらいは行ってみてもいいと思います。
私の鈍足に付き合ってくれた皆さんありがとうございました!
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エル・チャルテン
氷河ツアーを大満喫した我々が次に向かうのは
エル・チャルテン
ここにはそう、あの有名な山があるのです。
スポーツブランドPatagoniaのロゴマークにもなっているフィッツロイ山!
エルカラファテからエルチャルテンへはバスで3時間ほど。
朝エルカラファテ の街を出る時、何故だか犬たちのボスになるけんちゃん。
エルチャルテンは街自体が国立公園内なので、街に入る前に管理事務所にて注意事項と天気などについて説明を受けます。
ここで、係のお兄さんからフィッツロイ山についての説明も。
フィッツロイ自体には登ることができないけど、間近で見ることができるポイントまでトレッキングできるとの事。
「道はほとんどフラットなので、歩きやすいです。ただ最後の1キロは傾斜が激しく雨が降ると滑りやすい岩場なので注意するように」との事。
みなさん聞きましたか?
「道はフラットなので」
道はフラットなので
言ったな?絶対だぞ!少しでも登ってみろ!どうなるか分かってんのか!
と心の中で詰め寄るカナエ。
山登り嫌いとしてはフラットなトレッキングなんてあるのか?と疑心暗鬼。
でもお兄さんはプロだ。大丈夫、ここはお兄さんの言うことを信じるとしよう。
なんとか無理やり納得したカナエ達は再びバスに乗ってエルチャルテンの街へ。
ここで、リマの桜子で一緒だったチエコさんと再開!
連絡取り合ってましたが、ここで合流。
チエコさんと一緒だったアサコさんとスーちゃんと記念写真
エルチャルテンの街は本当に小さい小さい街なので、1時間もあれば一周できます。
そしてATMがバスターミナルにしかないのですが…
中に現金があんまり入っていないので、早めに下ろしとかないと空っぽになってる可能性あり。
なんとかお金を下ろして、何故だかけんちゃんと別の宿を取っていたので2人でチェックイン。
アサコさんと同じ宿に空室を聞きに行ってたチエコさんが部屋がなかったとの事で、同じ宿に宿泊することに。
KOSPI Posad Bed&breakfast
良い宿でした!
ただお隣のベッドと距離めっちゃ近いけど。
あとキッチンの使用時間が19時〜22時と謎の制限ありで、開始直後はコンロの取り合いになるので不便…
譲り合う心大事。
さて、荷物を置いて落ち着いたところで、時間もあったので登山口の確認と近くを散策。
めちゃくちゃ綺麗な水が流れてるー
しかし写真ではわかりませんが、別名"風の大地"っていうくらいなので、めちゃくちゃ風強い。進むの一苦労。
そして穏やかに見える川は激流。
ウロウロしてるうちにワッフルが有名でおいしいと噂に聞いていたのを思い出し…いもたっても居られず、もれなく食べました。
ドゥルセ・デ・レチェ味。
ゲロ甘かったです。
砂糖の塊齧ってんのかな?ってくらいの甘さ。
このレチェは南米では超定番で朝ごはんのパンなんかには必ず付いてきます。ゲロ甘。
ということでエルチャルテンの街はのんびりしてて良いところでした!
さぁ明日からカナエの大嫌いなトレッキングが始まる…
ところでハンモックってこんなに沈むもんですか?
ロス・グラシアレス国立公園 ペリトモレノ氷河
氷河に対してテンションMAXのけんちゃんと共に
ペリトモレノ氷河ツアー!
朝宿までピックアップに来てくれるんですが、何故かガイドのお姉さんとけんちゃんが中々落ち会えなくて、バス内から見ててニヤニヤしちゃいました。
ガイドのお姉さんはスペイン語と英語両方で説明してくれます。ありがたい。
しかしawa夫婦は相変わらずよくわかってません。
大丈夫、なんとかなる。ここまで説明なんて9.5割わかってないけど旅楽しめてるし!
ということで、早速!
アルヘンティノ湖へ。
日本語的な発音で言うとアルゼンチン湖。
アルゼンチン湖。はい。
声に出して言いたい日本語。
ここは、ペリトモレノ氷河をはじめとした7つの氷河を有する氷河湖。
氷河が溶け出て見たことないくらい青い。
これ本当に見たままこの色です。
パイネで見た湖も綺麗だったけど、ここも美しい!
しばらく景色を眺めてバスに戻ると、けんちゃんが目をキラキラさせながらカラファテの実を持って登場。こう言う能力本当すごい。
カラファテとは、この地名の元になった植物。
ブルーベリーに似た実で、味もブルーベリーに似てるけどちょっと苦かったかな。
地元では「カラファテの実を食べた旅人は必ずこの地に戻ってくる」という言い伝えがあるそう。
また戻れるといいなぁ。
ありがとうけんちゃん。
そして再びバスに乗って、こちらも管理事務所で入場料を払います。
パイネと違ってバスに係の人が乗ってきて、お金を払うと同時に出身国を聞かれます。
何故なのかよく分からないけど、とりあえず
とこの旅中に覚えた数少ないスペインを披露。
みんなの出身国を聴き終わったら、一旦係のお兄さんが降りていって、それぞれ出身国記載のチケットを持ってきてくれます。
(出身国はたぶん統計取るために聞いてるだけっぽい)
入場料:500アルゼンチンペソ(約2660円)/1人
事務所を過ぎてどんどん進むと…
おぉー!ちょっと見えてきたー!
しかし、天気が悪くなってきて湖も濁ってきた…
なんて心配してたら、すぐそばに鷹が。
カッコいい!!
天気に不安を抱えつつ、ボート乗り場へ。
この時点でめっちゃ寒い!
死にそうになりながらトイレを済ませて、いざ乗船。
うぉー!近づいてきたぁ!
すごい!
圧倒的スケール感!
めちゃくちゃでっかい!
天気悪くて太陽が当たってなくてもこの青さ。
ここで一応ペリトモレノ 氷河の簡単な説明を。
太平洋の湿気を含んだ風がアンデスの山々にぶつかり、大量の雪を降らせ、積もった雪が圧力で氷結し氷河を形成。ロス・グラシアレスは47もの氷河群を擁する、南極大陸、グリーンランドに次ぐ世界で3番目の面積を持つ氷河地帯です。
現在でも成長と崩壊を繰り返しているため、“生きた氷河”と呼ばれています。この広大な氷河は、パタゴニアアンデスを源とし、アルヘンティーノ湖へと注いでいきます。先端部の幅は約4km、高さはなんと、約60m。そして、現在でも1日約2mも成長をしているというから、とんでもないスケール感です。
1日に2mも成長している!!
そりゃでっかいですわ。
どんどん近づいてくー!
本当に目の前。
亀裂入ってる所もくっきりはっきり見えたし、途中から太陽が当たってきて本当に綺麗。
そして!
お目当ての崩落。
何回も見れました!
どこが崩落するか予想がつかないので、写真撮るタイミングが難しくて、崩落の瞬間は撮れなかった。
でも「ぽい」写真は撮れました。崩落直後。
轟音と共に氷河の亀裂から氷が溶け落ちて崩落。
ものすごい音と水飛沫が上がって、本当にものすごい自然の力を感じる。
1時間くらい間近で崩落を見学。
タカユキくんもはしゃぐ。
でもとにかく風が強すぎて寒すぎて本当に凍えるかと思った。
寒すぎてみんなどんどん船の中に退避して行くけど、最後の最後まで3人で甲板に残ってました。
離れて行く氷河を見つめるけんちゃん。
船内に戻ってみると!
さっきの崩落で崩れて漂ってきた
氷河が!
寒すぎて死にかけてたけど、けんちゃんテンション上がりまくり。
そうこうしてるうち船着場に戻り、次は展望台へ!
展望台では自由時間3時間。
散策ルートは何種類かあり、だいたい所要時間3時間ほど。
歩き始めると早速今までで一番大きな轟音が!
しかしまだ木々に遮られて氷河が見えない。
くそぅ!
とりあえず持ってきた手作りサンドイッチで腹ごしらえをして氷河に向かって出発。
おぉ!森の向こうに氷河が!
船から見たよりも近いし、スケール感が半端ない。
果てしなく奥まで氷河が続いてる。
遊歩道もちゃんと管理されてて、歩きやすい。
どこから見てもめっちゃ綺麗。
誰かが言ってたけど、こんな景色NHKとかでしか見たことない。目の前にあるけど、CGにしか見えない。
この辺がベストポジションっぽかったので、そこで1時間以上ずーっと氷河眺めてました。
(カナエは途中ハライタで退席してましたが)
念願の崩落も何度も見れました。
しかしやっぱり写真は撮れず。
そして…制限時間いっぱいまで展望台にいたので最後ダッシュで集合場所へ。
離れてく氷河が名残惜しい…
最後まで振り返って写真を撮り続けてました。
こっちも良い景色。
そして無事に集合時間通りに到着!
まさかの我々が最後でした。意外とみんな時間守るタイプ。
残念だったのは、歩き始めて最初に聞いた轟音の時の崩落が恐らくその日一番の大崩落だったこと。
展望台からの写真の手前に浮いてる大きな氷河のかけらがその時崩落したやつ。
くそー!あとちょっと早ければ…
でもたくさん崩落見られたし、間近で氷河を見られたので大満足でした!
エルカラファテ
パイネ 国立公園を大満喫したawa夫婦です。
(タカユキくんはトレッキング出来なかったので、心残りありまくり)
次の目的地は…氷河!
起点の町・エルカラファテへはバスで向かいます。
プエルトナタレスのバスターミナルは町から少し離れた所にあるので、散歩がてら歩いてチケットを予約しに行きます(正確には喧嘩して、お互い居心地が悪かったのでカナエが単独でターミナルへ行った)
こんな感じでバス会社が並んでます。
エルカラファテ 行きは3.4社取り扱ってたと思います。
会社名は失念しちゃったけど、大体どこも時間値段共同じくらいです。
出発:AM7:30
料金:17000チリペソ(約3000円)
この時カナエは、何度目かになる見たことのある後ろ姿を見かけていたのです…
なんとか仲直りして、翌日無事エルカラファテ 行きのバスに乗り込む。
あれ、その後ろ姿…
やっぱり!
けんちゃん!
このブログにも何度も登場しているけんちゃんと何度目かの再開!
しかも目の前の席!
もはやキセキって事で、ここからけんちゃんと一緒に旅することに。
ちなみにチリ⇨アルゼンチン国境越えは楽勝。
特に何もなくスルッと。
税関申告書は書いたけど、提出すらしなかったような…
↑チリのイミグレ
そんなこんなで皆で一緒にチェックイン。
Hostel Andiperlacalafate
Hostel Andiperlacalafate(エル・カラファテ)– 2018年 最新料金
このホテルは本当に良かった!
- シャワー◯(狭いけど)
- ベッド、キッチン◯
- 朝食付き
兄弟で経営していて、弟はキッチンのシンクで靴洗っちゃうお茶目っぷりだったけど(笑)部屋も綺麗だし朝ごはんも美味しいし景色もいいし…!
洗濯をお願いしたら、タイミング悪く停電になっちゃって洗濯機が動かなかったんだけど、わざわざ家に持って帰って洗濯してくれたり、本当に優しかった。
言うことなし!延泊…って思ったらまさかの予約いっぱいでけんちゃんしか延泊出来ず…
awa夫婦は翌日別の宿へ移動。
ホステル カンバラチェ ベッド & ビール
ホステル カンバラチェ ベッド & ビール (アルゼンチン エル・カラファテ) - Booking.com
ここもめちゃくちゃいい宿でした。
- シャワー◯
- ベッド◯
- コンロの火力が弱くてステーキは焼けない
気さくなお兄さんが家族で経営していて、バーを併設、庭も広くてテント泊してる人もいたしキャンプファイアーも出来る。
バーテンさんが世界のコイン集めてたので、日本円あげてきました。
名前の通りウェルカムアルゼンチンビールも頂けるし素晴らしい!
さて、早速氷河ツアーについて調査開始!
ツアーには何種類かあるらしい。
1、展望台から氷河見学ツアー
バスでロス・グラシアレス国立公園まで行き、展望台を歩いて回る。
崩落が見られる展望台に長く滞在できるので、崩落メインの人にオススメ。
2、船から氷河見学ツアー
大きな船で氷河に近づいて、間近から氷河を見学。
そして世界で唯一氷河の上をトレッキングできるツアー
3、ミニトレッキング
展望台でちょろっと崩落を見た後、氷河の上(端の方)をトレッキング。
所要時間1.5時間ほど。
料金:約2万円
4、BIC ICE
ミニトレッキングと同じく崩落をちょっと見たあと、氷河の中央をトレッキング。
所要時間3時間ほど。
氷河の上でロックウィスキーを飲める。
人気ツアーなので、予約が埋まっている事多数。
料金:約3万5千円
ひえー!
超絶バブル。
パタゴニアは物価が高騰しているとは聞いていたけど…
一年ほど前の情報より1.5倍の金額。
でもせっかく来たし…氷河の上を歩ける機会なんて、今後一生ないかもしれない。
もちろんけんちゃんと一緒にツアー会社で説明を聞いていましたが…
けんちゃんの氷河への情熱がすごい!笑
パタゴニアには氷河メインで来たらしい。
氷河の上を歩くのもめちゃくちゃ魅力的だし、レアな体験だから値段的にも払ってもいいかなって感じだけど…
とにかく崩落が見たい!!!とのこと。
これにはカナエも同意。
ミニトレッキングとBIC ICEは崩落の見られる展望台に滞在する時間が短い。
もしかしたら崩落見られないかも…
3人でうんうん悩む。
悩む。
悩む。
受付のおねぇさんも呆れるくらい悩む。
氷河トレッキングにも後ろ髪ひかれましたが、
崩落見学重視の
船&展望台ツアーに決定!
宿のオーナーに聞いてみたら、氷河トレッキングツアーは高すぎて僕なら友達には絶対紹介しないよ!と言われたし。
我々が予約したのは
MUNDO austral
Mundo Austral, Agencia de viajes y turismo en El Calafate
料金:1250アルゼンチンペソ(約6700円)
ほかにも何軒か氷河ツアー取り扱い有りでしたが、料金はほぼ変わらないとの事で、ここで予約。
楽しみー!
ちなみにエルカラファテでは、男子陣が毎日アイスかケーキかチョコレート食べてました。
もちろん毎日ビールも。南米ってビール安くて最高!
さぁ氷河ツアー、楽しみー!
パイネ 国立公園 バスツアー
ここはトレッキングの聖地
タカユキくんは鼻息荒く、4泊5日のキャンプトレッキングをする!と宣言しておりました。
ダイスケさんにも色々教えてもらって、キャンプ道具の準備やルートも下調べしましたが…
なんと公園内のキャンプ場は要予約
無料の所もありますが…ルート的にはきちんと予約していかないとダメみたい…
パタゴニア地方は冬は雪に閉ざされていて、シーズンは1〜3月の夏のみなのです。
この時期にめがけて世界中からトレッカーが集まるので、相当前から予約しなければならないらしい。抜かった…!
そしてさらに大きな問題が。
そう、
そうです、
カナエが
山登りが世界一嫌い
ってこと。
山に登ると毎回喧嘩します。
体力お化けで結構なスピードでグイグイ登るアウトドア大好きタカユキくんと、一歩毎に躓きながら亀並みのスピードで登る足首ぐにゃぐにゃのカナエ。
なにせ運動嫌いのワガママボディなので。
タカユキくんはカナエと登ると全然楽しくないし、カナエにとって登山は苦行でしかない。
マチュピチュの一件もありますし…
鬼のように揉めた末
必殺!
バスツアー!
4泊5日は無理にしろもう少し短いコースもあるし、なんなら日帰りトレッキングもあるけど結局カナエが足手まといでしかないので、
何年か後にタカユキくんが単独で再チャレンジするという事で決着。
バスツアーを取り扱って会社は何軒かあったけど、予約がいっぱいだったり場所が分からなかったりで、紹介してもらった
COMAPAツアーで即決
Patagonia - Turismo ComapaPatagonia - Turismo Comapa
AM7:30に宿でピックアップ。
ツアー代金は、
35000チリペソ(約6300円)/1人
いいお値段します。
パタゴニアは南米屈指の物価の高さ(島や山岳地帯、広大な平原を有するため物資輸送にお金がかかる)だから仕方ない。
ただこれだけじゃ済まないんだぜ…
さぁひとまずお金のことは置いといて。
ツアーに出発!
まず、絶滅した世界最大のナマケモノ・ミロドンの巣を見学。
ナマケモノの癖に、3mあるらしい
事前に調べたところ、何があるわけじゃないただのだだっ広い洞窟だそうで私たちはパスしてバス内で朝ごはん食べてました。
入場料750円くらいらしい。
そしてここからパイネ 国立公園へ向かいます。
最初のビューポイント。
奥にあるのがトーレスデルパイネ
遠っ!
続いて次のビューポイント
ちょっと近づいた。
そして国立公園事務所に到着。
入場料21000チリペソ(約3800円)
入場料!!
21000チリペソ
めちゃくちゃお金とるやーん!
やーん
やーん…
まぁ分かってた事です。仕方ない、諦めよ。
ということで、グレイ湖へ。
ここでゆるーいトレッキング。
6人までしか渡れない橋
森を抜けると、
遠くにちょっとだけ氷河が!
タカユキくんもはしゃぐ。
めっちゃ話しかけてくる。
平らな石見つけて舐めてる。
1時間くらいで戻ってきてねーと言われるので、時間通り出発点に戻る。
次のビューポイント
氷河から溶け出した水がエメラルドグリーンで本当に綺麗。
雄大。
そんでもってお昼は公園内の湖に浮かぶホテルへ。
天気も良くなってきて、絵みたいな絶景。
ツアー予約の時に、「公園内は何もかもベリーエクスペンシブだから、お昼持参したほうがいい」というアドバイスを受けていたので、awa夫婦はサンドウィッチ持参。
絶景の中、外でお昼!
ちょー気持ちいい!!
食後は絶景の中お昼寝。
ちょっと、サイズ感がね…
続いて!
サルト・グランデという滝へ。
どこもかしこも絶景!
そしてそこから歩いて進むと…
パイネ 国立公園最高峰
パイネ ・グランデ
天気も良くて最高の景色。
こんな美しい山と湖見たことない。
この旅に出て、日々「人生感動ランキング」の順位が変動してる。
どっちみても本当に絶景
青と緑のコントラストが素晴らしい。
そして、パイネ といえばの
トーレス・デル・パイネ
遠いっ!
トレッキングすると間近でみられるらしいので、タカユキくんリベンジ頑張ってください。
そして公園内には野生動物がいっぱい。
アルマジロ
ニャンドゥ
グアナコの群れ
横断中
丸一日楽しんで、夜7時頃に宿に到着!
お疲れ様でした!
(山と湖あり過ぎて、最後の方は若干飽き飽きしてたのは秘密)
パタゴニア
さて、サンチアゴ観光を満喫し、次に向かうはタカユキくんの旅の目的地の1つ
パタゴニア
これから巡るパタゴニア地方は、
チリとアルゼンチンに跨り、南緯40度付近を流れるコロラド川以南の地域の総称。
チリ国境線に4000mから5000mのアンデス山脈、険しい地形のフィヨルド地域、湖水地方、広大な平原のパンパ地方から成り立ち、氷河観光や野生動物観察、美しい山々や湖でのトレッキングなど大自然を満喫できる世界でも類を見ない場所。
チリって細長ーいって思ってる方多いと思いますが、パタゴニア地方だけで日本の約3倍の面積です。
パタゴニアの見どころ
パイネ
通称Wと呼ばれる5日間のキャンプトレッキングコースが有名で、トレッカーの聖地。
ペリトモレノ氷河
アルゼンチンはエルカラファテのロスグラシアレス国立公園内にある氷河。
夏場の崩落と、氷河トレッキングが有名。
フィッツロイ
街全体が国立公園になっているアルゼンチンのエルチャルテンが麓の町。
アウトドアブランド「Patagonia」のロゴマークにもなっている山。
こちらも山屋(山登りをする人の事)やトレッカーの聖地。
ウシュアイア
アルゼンチン側、世界最南端の町。
南極まで1000km。ビーグル水道ペンギンツアーが有名。
他にもバリロチェやプエルトモンなど見所いっぱい!
ここは山登りとキャンプが趣味のタカユキくんにとって憧れの聖地。
上に書いた4つは是非とも行きたい場所。
位置関係はこんな感じ。
チリの画面上の方がサンチアゴです。
とにかく広ーーーいので、陸路移動はめちゃくちゃ時間が掛かります。
ヒッチハイクやレンタカーで巡ると、ルート40という絶景の道を辿れてとっても楽しいそうですが…
我々は短期世界一周旅行者なので、文明の利器を振りかざして、お空びゅんびゅん✈︎しました。
awa夫婦の作戦としては、一旦下まで一気に飛んで、下から上へ上がって行く。国境越えも一回で済むし、ブラジルに抜けるのも楽そうってことで北上ルート。(この時点でウシュアイアは諦め)
サンチアゴからは「プンタアレナス」までお空飛んで、そこから陸路で北上するのが一般的ですが…
ラッキーなことにパイネ のあるプエルトナタレス直行便が安かったので、直でプエルトナタレスまでびゅんびゅん。
空港という荒野!笑
空港からの交通手段は乗り合いタクシーのみ。
空港出口で待ち受けてるので、どこのホテルに行きたいかを伝えるだけ。簡単。
泊まったのは
BACK PACKER NATALY
Backpackers Nataly(プエルト・ナタレス)– 2018年 最新料金
寒いパタゴニア地方では重要なホットシャワーも出るし、宿主の夏木マリ的なお姉さまはとっても気さくでいい人!
とてもいい宿だったけど、タイミングが悪かったのか私たち以外の宿泊者が皆スペイン語ペラペラで速攻仲良くなってた。
私たち以外の皆でパーティ始めた時はちょっと悲しくなりました…
ちゃんと語学勉強しよっと!
物価は噂通り高め。
パタゴニアに行くなら、食材買いだめ必須との情報を得てサンチアゴでパスタ大量買して、えっちらおっちら持っていきましたが…
パスタや缶詰なんかはあんまり値段変わりません。
外食はもちろん野菜や果物、肉なんかはやっぱり高いけど…
自炊すればなんとかなります。
以上パタゴニア予備知識でした!